間もなく夏本番を迎えます。暑い日には冷たい水出し茶を飲みたくなりますよね。たくさんのアクセスをいただいておりますので、ちょっとだけ加筆更新したいと思います。
美味しい水出し茶の作り方は、ネットを見ると色々と情報が出てきますので、ここでは安全面で気をつけるポイントを先出ししてご紹介したいと思います!
1.美味しい水は安全?
日本の水道水は軟水でお茶を出すのにはぴったり、世界的には安全で美味しいと言われる日本の水道水ですが、敏感な方はカルキ臭を感じることも。
沸騰をさせたり、浄水器を使ったりすることで、カルキを抜くことができますが、カルキは大変重要な役割を果たしていることを忘れてはなりません。
カルキを抜いた水は、菌が増殖しやすくなるとされていますので、カルキを抜いた水道水やそうした市販の水を使う場合は、特に早めに飲みきらねばなりません。
もちろん、カルキが入った水道水で作ったからといっていつまでも放置していいわけではありませんが、美味しいお茶を安全に飲むための予備知識として覚えておきましょう!
2.浸出後の茶葉は取り出した方がいいの?
「宵越しの茶は飲むな」ということわざがあります。もちろん当時は感覚的なお話だったのでしょうが、煮出したお茶は殺菌成分が抜け出るため、内包するタンパク質が腐ることがわかっており、科学的にも証明されております。
水出し茶は、煮出したお茶よりも殺菌成分であるカテキン類は抜けにくいですが、とはいえそうしたリスクは抱えています。雑菌の繁殖を防ぐため、茶葉の浸出は常温では行わず、冷蔵庫内でじっくり行いましょう。
そして、茶葉を取り除くかどうかですが、1日で飲みきる程度であれば、特に気にする事はないと思うものの、どうしても気になる方は、浸出が終わったら茶こしなどで取り除いても良いでしょう。
3.ティーボトルで気をつけるべき点は?
水洗いだけで済ませた容器と、きちんと殺菌消毒をした容器で、カルキの入っていない水の菌の増殖について調べたレポートを目にしたことがあります。
きちんと消毒したものでは、数ヶ月放置しても大腸菌等の菌類は0でした。要は始めから菌類がいなければ繁殖のしようがないということかもしれません。ちなみに、もう一方の容器では、数日後から一気に菌が繁殖していました。
正直、毎回消毒溶液につけるまで敏感になる必要はないかと思いますが、ささっと洗って済ますのではなく、きちんと汚れを落とし、乾燥させたボトルを使うように気をつけた方がいいでしょう。そういう意味で、ティーボトルは数本あると良いですね。
4.で、美味しい水出し茶の作り方は?
①水道水を沸騰させカルキを抜き、常温に冷ます。
→余計に放置しすぎないようにしましょう。冷蔵庫で冷やす場合は、熱いお湯を庫内に入れると、庫内温度が上昇し、周りの食材を傷めるので気をつけてください。
②ティーボトル(容量750ml)に茶葉を8〜12gお好みでいれる。
→早めに飲みきりやすいように容量は750mlとしました。
③②に①を入れ、“冷蔵庫”にて5時間以上放置して完成。
→冷蔵庫で放置するのは、安全のためでもありますので、意外に重要ポイントです。寝る前にやるのが時短の鉄則ですね!
<番外編:お湯で手早く作る冷茶>
できるだけ早く冷たいお茶が飲みたいんだ!という方のために抽出時間短めの冷茶づくりをご紹介します!
①ティーボトル(容量750ml)に茶葉を8〜12gお好みでいれる。
②茶葉が浸るくらいの熱湯を注いで、大量の氷を投入。
③水を容量いっぱいまで注いで容器を回して茶葉を泳がせたら完成。
5.水出し茶のいいこと
水出しすると、お湯で淹れた場合と比して、渋み成分であるカテキンやカフェインが出にくいため、旨味成分が際立ちます。渋いお茶やカフェインが苦手な方にはおすすめです。
高温で溶け出しやすいカテキン類ですが、水出しの場合は、その中のエピガロカテキン(EGC)が抽出されやすくなります。このEGCは免疫力を高める効果があると言われています。
また、お茶はビタミンの宝庫なのですが、美肌効果が期待されるビタミンCは熱に弱いため、水出し茶の方が摂取しやすいと考えられます。ただし、実は緑茶のカテキンはビタミンCを壊れにくくする効果もあるとされており、温かいお茶でもビタミンCは摂取できるとされていることも忘れてはなりません!
6.おすすめの茶葉
第3位:お徳用 粉茶 ティーバッグひも無【不織布】
【内容量】
400g(8g×50個)
【価格】
1,080円(税込)
【茶葉の量】
750〜1,000mlに対し1個
【おすすめポイント!】
リーズナブルなので水出し茶をたくさん作られる方には特におすすめです!製造工程で生じた茶葉や茎のかけらを集めた『出物』になります。手早く淹れられるうえに、すぐに濃厚な味わいが楽しめることが最大の魅力となる粉茶です。粉が水に溶け込みますので、お茶本来の旨味と苦味を楽しんでいただけます。直火による火入れをしており、ほどよい苦みを追求して飲みやすいように仕上げ、火入香が楽しめる商品です。
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第2位:そのぎ茶ティーバッグひも無【テトラバッグ】
【内容量】
100g(5g×20個)
【価格】
1,080円(税込)
【茶葉の量】
750〜1,000mlに対し2個
【おすすめポイント!】
本葉で抽出した水出し茶も楽しみたいけど手軽さも重要、という方におすすめの品です!ティーバッグ1つで5gなので、茶葉の量を測っていただく必要はありませんし、後片付けも楽ちん。また、テトラバッグは茶葉の開きをできるだけ阻害しないような三角の立体形状になっているので、手軽さと美味しさを兼ね備えた品と言えます。ほんのりとした甘みとトロリとした飲みごたえが特徴の茶葉を使用しており、味・香・水色ともにバランスよく抽出されます。飲み終えた後にも口の中に残る甘みをお楽しみください。
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第1位:2021年産 新茶飲み比べセット『玉緑茶5種類』
【内容量】
50g(10g×5種)
【価格】
1,080円(税込)
【茶葉の量】
750〜1,000mlに対し1袋
【おすすめポイント!】
若葉香るさわやかなこの時期にしか味わえない新茶の水出しをぜひお試しいただきたい!そして、やはり茶葉は悠々と水の中を漂う方が、よく開いて成分が抽出されます。美味しさを求めるのであればティーバッグに入れないのがベストです。飲み比べセットの茶葉は各袋10gとなっておりますので、ちょうど水出しに適した量となっており、茶葉の量を測り直していただく必要は有りません。茶葉ごとに、ブレンドや火入れに変化を加えておりますので、味の違いも楽しんでいただけると思います。特に水出しにおすすめなのは並参、上、特上で、上級茶葉になるほど旨みや甘味が増していきます。ぜひお好みの茶葉をお探しになってみてください。ちなみに、おまけの「上玉ちゃん」は水出しには向いていませんので、お湯で淹れてお楽しみいただければと思います。
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番外編:フィルターインボトル
【容量】
750ml
【価格】
2,200円(税込)
【特徴】
茶葉ではありませんが、最後に番外編として水出し茶の定番アイテムである『フィルターインボトル』をご紹介いたします。容量は「4.で、美味しい水出し茶の作り方は?」でもご紹介した750mlのものをご用意しております。ボトル蓋はシリコン樹脂でできており、フィルターも取り外しができるため、分解洗浄も簡単にできます。数量限定モデルとなりますので、なくなり次第終了となります。かわいいなと思ってくださったら、お早めにお買い求めいただけますと幸いです。
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